呼吸器疾患看護認定看護師

 私が呼吸器疾患看護認定看護師を目指したきっかけは、人工呼吸器を装着した患者さんとのコミュニケーションに興味を持ったことでした。言語的なコミュニケーションに制限がある中で、患者さんが少しでもその人らしく過ごせるよう、専門的な知識と技術を身に着け、より良いケアを提供したいと思い、認定看護師を目指しました。
 認定看護師になってまだ日が浅いのですが、HCU病棟において、特定行為を活かして人工呼吸器の設定変更や、人工呼吸器管理中の患者さまの鎮静薬の投与量の調整などを行っています。患者さんが安全で快適な呼吸状態を保てるよう、日々実践を重ねています。
 今後は、安定期から増悪期、終末期におけるすべての呼吸器疾患患者さまとそのご家族が安心して、その人らしく生活が送れるよう支援していきたいと考えています。