心臓ドック

心臓ドックとは

心臓ドックとは、心臓病(心疾患)リスクを調べる検査コースの総称です。心臓病は、がん・脳血管疾患とならぶ三大死因といわれており、とくに急性心筋梗塞は、突発的に発症して数時間以内に死亡するケースもめずらしくありません。そのため、心臓病の予兆である動脈硬化の段階でリスクを発見、早期に対策をとることが大切とされています。この心臓病リスクの発見が心臓ドックの大きな役割になります。心電図検査を基本として、血液検査や心臓CT検査、心臓超音波検査、頸動脈超音波検査などが実施されます。

当院の心臓ドックの特徴

心臓病(狭心症・心筋梗塞・心臓弁膜症・大動脈瘤など)の早期診断・早期治療を目的とした検診を行っています。
当院の 「心臓ドック」 は、冠動脈(心臓の血管)及び大動脈をCT検査で評価し、採血、心臓超音波検査、血圧脈波検査、心電図検査を行います。検査で異常が疑われる際には、引き続き当院で専門的検査、治療を行うこともできます。
「心臓ドック」 が一人でも多くの方に安心して生活を続けていただける助けとなれば幸いです。

対象疾患

  • 冠動脈大動脈狭窄
  • 大動脈瘤
  • 心臓弁膜症
  • 閉塞性動脈硬化
  • 不整脈
  • 血管年齢

心臓ドックをおすすめしたい方

  • 60歳くらいの方でまだ詳しい検査を受けたことのない方
  • 喫煙者(喫煙歴がある)
  • 高血圧である
  • 高コレストロール血症
  • 肥満体系である
  • 糖尿病や脂質異常症がある
  • 親族に心臓病の病歴がある人がいる
  • 閉経前後の女性
  • 働き盛りだが生活が不規則で不安な方

心臓ドック 検査内容

冠動脈CT検査

体にX線を照射し、撮影した体内の画像をコンピューターを使って立体的に見たり、血管の性状を見ることで心臓の状態や働きを詳しく検査します。冠動脈(心臓に栄養を送る血管)及び大動脈に狭窄や瘤(こぶ)がないか調べます。

心臓超音波検査

人の耳には聞こえないほどの高周波数の超音波を心臓に発信して返ってくるエコー(反射波)を受診し、心臓の様子を画像に映し出して診断する検査です。心臓の動き、弁(心臓の扉)の状態を調べます。

採用検査

一般検診で行う採血項目に加え、心臓の専門的項目を評価し、心臓に負担がかかっていないか調べます。

心電図検査

心臓の微弱な活動電流の変化を波形として記録し、その乱れから病気の兆候を読み取ろうとするのが心電図検査です。不整脈の他、心臓の電気回路に異常がないか調べます。